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猫尾製作所

あまりアテにしないでね

『風立ちぬ』観てきました

日記 レビュー

久方ぶりの更新でございます。
しかし、今日以前の最後の更新は4月末で、実に4ヶ月ぶりの更新ということになります。しかも、4月末に書いたのは生存報告とお知らせの短文だったのですが。
それで、更新のない月が 5月, 6月, 7月 と3ヶ月続き、今月8月も更新がなければ(今年2月も更新がなかったので)「4ヶ月連続5回目」の更新のない月になるところでしたが、月末近くなってストップを掛けたところでございます。
この4ヶ月、何やってたかというと、まぁ、なんとかやってました。怪我とか罹病とか入院とかはしていませんよ。むしろ、作業所に通い始めたり、旅行に出かけたりと、今までの人生の中でも充実期にはあったのですよ。せっかくですので、それを継続していきたいと思います。

はてさて、タイトルで申しましたとおり、今年のスタジオジブリ作品『風立ちぬ』を本日(2013年8月29日木曜日に)観てきたわけですが。観ての感想を自分の視点で、かつネタバレを最小限に抑えつつ、述べさせていただきます。ちなみに、うちの近くの映画館では毎週木曜日は「メンズデー」ということで男性のみ1,000円にて映画鑑賞できるのですよ。もちろん「レディースデー」もありますが。あと「カップルデー」「シニアデー」「学生デー」もあるようです。

一言でいうならば、「技術者とは何か、を考えさせられた」というのが一番深い印象です。このあたりはネタバレに突っ込んでしまいそうなので書くのは控えめにしますが。巷ではとにかく泣ける作品だと評判とのことでしたが、私は涙を一滴も流しませんでした……、やっぱり冷血動物なのですかね。でも最後はただ呆然としてしまいました。

映画の舞台は(1923年9月1日に発生した、今年でちょうど発生から90周年となる)関東大震災前から太平洋戦争の終結(?)までの、つまりは20年以上もの長い期間にわたるのです。関東大震災の被災を経て、そこから復興はしたものの、昭和に入り世界恐慌の影響を受け、満州事変を経て日独伊の結盟や日中戦争などの「十五年戦争」を経ていく、要は日本の暗い時代が舞台なのです。

しかし、毎度のことながらさすがジブリ作品、見応えはじゅうぶんでありました。時代背景等の描写も非常に細やかでありました。震災の発生など各場面の描写も非常に細やかでした。現代21世紀を生きる我々から見ると彼らの言葉遣いとかが謎に感じましたが、当時はほんとうにそういう言葉遣いをしてたのかなとも疑問に感じます……。この作品のために時代考証をされた専門家の方も多くいらっしゃったのでしょうね。

あと理系の人間の視点から観ても、飛行機の技術者である堀越二郎の半生を描いたこの作品は興味深いところがいろいろとありました。それゆえに先述の「技術者とは何か、を考えさせられた」という印象に行き着いたのだろうと思います。(『アポロ13』なんかでもおなじみだった)計算尺なんてアイテムが出てきますが、かつての時代には計算尺は技術者の命だったわけですね。製図の場面も各所に出てきました。

あと、巷でも喫煙のシーンが多いとも言われていましたが、確かにそうではありました。けれど、所謂「嫌煙」が嫌いな私にはそのあたりはどうでもよかったりはします。昨今の『はだしのゲン』の公開中止騒動にもいえますが、どうでもいいことにとらわれて本質を見失うというのも残念なはなしだとは思いますね。

映画館に行くことが非常に少ない私ですが、また観てみたいなとも思える作品でした。これ以上ぐだぐだ言ってもあれなので、このあたりにて。