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猫尾製作所

あまりアテにしないでね

花火

今週のお題

はてなダイアリー』の企画であるはずの『今週のお題』に敢えて『はてなブログ』から答えることの第二弾です。

今回のお題は花火ということ。奇しくもこれを書いている今は夏真っ盛りの時期の土曜日の夜です。リア充が爆発するのではなく、リア充のために(花火が)爆発するのですね。

私の住んでいる街、富山県の県庁所在地である富山市では毎年8月1日の夜に花火大会があります。そして富山市から30kmほど西に位置する富山県第二の都市である高岡市での花火大会は毎年8月4日の夜です。つまり高岡では今夜、まさに花火大会というわけで……。富山県内でもっとも多くの家庭が購読している地方紙『北日本新聞』を出している北日本新聞社の主催なのです。

富山市の花火大会が毎年8月1日の夜に行われる理由は、やはり月初めの日で覚えやすい日程であるというわけではなく、1945年(昭和20年)の8月2日未明(24時を過ぎていたので日付は2日であるとはいえど、感覚的には8月1日の深夜ということになります)に富山市街を襲った『富山大空襲』の慰霊の意味合いから行われているそうなのです。市街地の99.5パーセントが灰燼と化し、数千の犠牲者を出すという太平洋戦争末期における地方都市への空襲の中でも最悪の部類のものであったのみならず、ヒロシマナガサキへの原爆投下という人類史上最悪の愚行の直前でもあったわけです。そしてその大空襲の2週間後には天皇の玉音によって国民に終戦を告げられることになるのです。あまり戦争について言及するのはこのあたりで。

花火を見て何を思いますか。きれいですけれど儚いですよね。どんなに大きな花火でもわずか数秒の命です。これは日本人が桜を愛でる感覚に似ているような気がします。桜の花だって数日の命、一週間も持ちません。夏の主役の蝉だってそう。日本人以外の人種は蝉の声を雑音と感じるそうです。でも、蝉だって土の中で七年幼虫として過ごしてようやく表に出てくると残りわずか一、二週間の命です。

『諸行無常』なんていいますけれど、永遠を保証されるものなんてこの世にはそう多くないのかもしれません。人間だって頑張って長生きしても百年かそこら。人類の天下があと何百年、何千年続くかは解りませんが、宇宙の歴史からみると個人の寿命はおろか、人類の文明の存続期間なんて本当に一瞬なのですね。日本人の人生観や宗教観というものも花火には込められているのかもしれません。